国境を超えて、福祉を考える。
世界に目を向けると、
日本の福祉の未来が見えてくる。
世界の様々な国から学び、福祉の明日を考える。
海外視察を重ねていくと、国によって福祉サービスは実に様々です。言わゆる先進国、途上国どちらからも学ぶべきものがあり、その国の伝統や文化が反映されているように感じました。福祉先進国のスウェーデンの視察旅行では、高負担(税金)を土台にした高福祉の政策。日本に足りないものは何なのかを学びました。一方、地域支援政策の推進により、日本の福祉も大きく前進してきたことを知る機会でもありました。発展途上国への支援と連携を目的とした視察では、タイ・バンコクから遠く離れた村、カオディーンを訪れました。水道も通らないこの村に私たちは、仲間と共に老人デイケアセンターを建設するプロジェクトを立ち上げました。得意の音楽活動で、言葉の境界を超えて、ワークショップも実現。福祉制度が確立していない国における「共助」を学ぶことも大切です。海外の研修を通じて、福祉のあり方を改めて学び、今後の活動に役立てていきます。
福祉先進国から学ぶべきもの、
そして途上国への支援。
海外の研修を通じて、
日本の福祉があるべきカタチを考えています。
オランダ研修
- 就労支援で運営している本格的なカフェや地域に開放的な精神科病院を視察
- ドルハウスで開催された日本のアール・ブリュット展覧会を見学
スイス研修
- 日本・スイス国交樹立150周年記念事業の一環として、ラガーハウスミュージアムで開催された「ART BRUT JAPAN SCHWEIZ」を見学
- アール・ブリュットの総本山と称される「アール・ブリュット美術館」を見学
- 収容的なイメージのない快適な暮らしを感じさせる入所施設や日本人が施設長を務めるアート系の日中活動施設を視察
フランス研修
- 現代アートで復興した街・ナント。クッキー工場跡をアートチックに改修した博物館(レストラン・ギャラリー併設)を視察
- 2017年10月開催、日本の障害者芸術文化際の契機
イタリア研修
- 現代アートのオリンピックと例えられる展覧会「ベネチア・ビエンナーレ」に参加
- 自閉症の作家・澤田真一氏の出展コーナーを見学
スウェーデン研修
- 社会省及び監査庁の担当者、福祉オンブズマン(公務員)などの講義を受講(通訳)
- 公的なグループホームや企業・財団の寄付金で運営するファウンテンハウスの視察
- 障害者雇用を実施する国営企業の訪問・視察(墓地管理・清掃)
イギリス研修
- ロンドンの美術館「ウェルカム コレクション」で開催された日本のアール・ブリュット展覧会「Souzou(創造)」を視察
- 初めての英語による日本のアール・ブリュット講演を受講
- 同行した日本のアール・ブリュット作家と交流
モンゴル研修
- 首都ウランバートルに所在する特別支援学校を訪問
- 福祉制度が未成熟な旧都カラコラム(ハラホリン)に所在する半官半民の福祉作業所を視察
タイ研修
- 日本の有志で、カオディーン村に老人デイサービスセンターを開設するプロジェクト
- カオディーン村の子どもたちと音楽活動で交流
- バンコクのスラム街や障害児入所施設を視察
マレーシア研修
- 日本のNPOが支援して運営する「障害者デイセンター ムヒバ」の視察・1日交流
- 一族の共助で暮らすロングハウスの視察